「エシカル」を日本語に訳すと「倫理的な」という意味になります。
人や社会、環境に配慮した消費活動のことを指し、よく聞くキーワードとして、【フェアトレード】や【オーガニック】、【持続可能な資源の調達】などが挙げられます。
良いことなのはわかるけど、日常的に消費するものに対しては、それらにハードルの高さを感じませんか？
商品が限られてるし、見つけにくいし、ちょっとお高いし・・・
でもじつは、エシカル消費ってもっと簡単に実践できるんです！
今回は日常の中で、すぐに・簡単にできるエシカル消費をご紹介したいと思います。
実はあれも、これも！選びやすいエシカル商品４選
障がい者の雇用を応援「ノウフクJAS」
野菜や果物、それらの加工食品などにこのようなマークがついていることがあります。
これは「ノウフクJAS」マークと言って、障がい者の方々が生産した農産物などにつくマークです。
ちこりぃが買ったものだとシイタケにこのマークがついていました。
スーパーで売られていましたが、価格も高いわけではなく日常で使うにも負担になりません。
「地産地消」で輸送の環境負荷・フードロスを削減
スーパーの一角に、小さいながらも「地元野菜コーナー」を見かけたことはありませんか？
地域によっては無人販売で野菜を売っているのを見かけたり、農産物直売所があるかもしれません。
それらを選ぶことで、輸送の際に出るCO２などの削減や、画一化が求められる流通ルートでは「規格外品」となり廃棄されるかもしれない農産物を減らすことができます。
地元で生産されていない場合は、県内産や近隣県産のものを選ぶことで、輸送の環境負荷が削減できるかもしれません。
大手メーカーもあって見つけやすい「寄付金付き商品」
商品を買うと、売り上げの一部が寄付される商品を選ぶという方法もあります。
例えば、大手チョコレートメーカーの森永が出している商品の一部では「1チョコfor1スマイル」というマークが入ったものがあります。このマークが入った商品の売り上げの一部は、ガーナなどカカオ生産国への支援に使われます。
詳細はこちら：森永チョコレート「1チョコfor1スマイル」
ヤシノミ洗剤で有名なサラヤでも、対象商品の売り上げの一部が原料生産地であるボルネオの環境保全に使われています。
詳細はこちら：サラヤ株式会社「ボルネオ環境保全プロジェクト」
これら馴染みのあるメーカーの商品は、お店でも見つけやすいですし、手ごろな価格で入手できるのが嬉しいところ。
メーカー独自の活動のため、パッケージをよくチェックして、新たな発見をしながら商品を選ぶのも楽しいかもしれません。
「見切り品」も冷凍保存で上手にフードレスキュー
すぐに使うものであれば、見切り品を選ぶことで、フードロスの削減につながります。見切り品であっても、在庫処分のためであったり、保存方法によってはもっと長くもつ場合もあります。
例えば味噌は冷凍保存ができます。野菜も傷みがなければ、冷凍してしまうのも方法の一つです。
お金をかけずにできる、エシカルな行動5選
エシカル消費は、商品を買うことだけではありません。
それに伴う行動や、消費した後の行動などでもエシカルな方法があります。
マイバッグを極めて、目指すはもらう袋ゼロ！？
多くの人が持つようになったマイバッグ。
なんだ今更、と思われるかもしれませんが、まだ伸びしろがある行動だと思うのです。というのも、スーパーでは取っ手のついていない薄手のポリ袋が無料で置いてありますし、お店によっては手提げ袋の無料提供を続けている場所もあります。
これらにも「No thank you.」と言えるようになったら、さらにエシカルだと思いませんか？
過去の記事でも、スーパーのポリ袋を使わない買い物の方法を書いておりますので、お役に立てれば幸いです。
店頭の資源回収を利用してごみを減らす
牛乳パックや発泡トレー、段ボールなど、買い物ついでに店頭での資源回収を利用することもエシカルな行動です。
最近はクーポンの発行やポイントの付与といったサービスもしているお店もありますね。
例えばイトーヨーカドーでは、ペットボトルと古紙の回収に対し、nanacoポイントが付与されるクーポンを発行しています。
また静岡市では、セブンイレブンと連携し、一部店舗にてnanacoポイントがたまるペットボトル回収機を設置しています。
お店によって回収してくれるものが違うため、よく行くお店では何を回収しているのか、お得なサービスはあるかをチェックしておくと良いでしょう。
車移動を減らして燃料＆CO2削減
自転車や歩きで買い物に行けば、いい運動にもなります。移動する間にメニューを考えたり、ちょっとしたリフレッシュにもなるかもしれません。もちろん、無理のない範囲での行動で。
在庫リストや買い物リストを作ってフードロス予防
冷蔵庫の奥に使いかけの食材や、棚の奥にまだ残っている調味料などはありませんか？
収納スペースが大きいほど、眠ってしまっている食材があるかもしれません。
せっかく買ったのに捨ててしまってはもったいない！
頻繁に使わない調味料は在庫リストを作ったり、買い物前に冷蔵庫の中身をチェックしたりすることで、無駄な買い物をしないことは節約にもつながります。
作る料理をあらかじめ決めて買い物リストを作っておけば、買い物の時間短縮にも。「リストに挙げたものだけ買って帰る！」と決めておけば、衝動買いの誘惑にも負けず浪費を避けられるかもしれませんね。
雑貨や衣類はリサイクルショップもチェック
抵抗がなければ、セカンドハンドの利用もエシカルな行動になります。
お店で扱う商品によっては、未使用品があることも。
欲しいものが必ずあるとは限らないため、「あればいいな」という余裕があるときに立ち寄ることをオススメします。意外と入ってみると、掘り出し物が見つかることもあり楽しいですよ。
エシカル消費は難しくない できることを続けよう！
エシカル消費とは、買い物を通してどんな商品や企業の取り組みを応援したいか、どんな社会になってほしいかの活動です。
今回挙げた行動以外にも、「エシカル消費」となる行動はあると思います。
普段の何気ない行動が、実は誰かの・何かのためになっていると思うと、「今後も続けよう」というモチベーションにつながると思います。
今回の内容が「あれ、じゃあ自分のこの行動もエシカルかな？」という気づきにつながれば幸いです。
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