ご飯からノリを作って貼り付け実験

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我が家、あまりノリを使うことがないのですが、時々必要になることがあります。

繰り出すスティックタイプのものがあったはず、と思い探してみると、使い切ってしまっている。

もう繰り出せないのです。

しかしノリってよく見てみると、ケースもプラスチック、ノリ自体もプラスチック。

というか買いに行くの面倒だしもう作ってしまえばいいのでは?

というわけでせっかくのなので、ご飯からノリを作って素材別にどんなものがくっつくのかを実験してみました。

用意する材料ーご飯、クエン酸

今回作るのは、炊いたご飯から作る米糊「続飯(ソクイ)」。ご飯に水を足しつつ潰して練るだけという、特別な器具もいらない・火を使わない・少量を作れるというお手軽さ。
酢酸を入れるとカビにくくなる、とのことだったので・・・酢の代わりにクエン酸水を。
「酸性」に偏ればいいのであればこれでも効果が期待できると思うのですが、どうなんでしょうか・・・。

<用意したもの>

  • クエン酸水(水200mlに対しクエン酸小さじ1)
  • あたたかいご飯
  • 実験でくっつけるものー紙、厚紙、プラフィルム、発泡スチロール、布、つまようじ、アルミホイル

貼り付ける台紙はちょっと厚めの上質紙です。つるつるしてないカレンダーの裏紙です。

ソクイをつくってみた

ひたすら米をつぶしていきます。美味しそうな匂いがします。これ空腹時に作る代物じゃないな。

わりと練るのに根気がいります。これすりこぎ棒とかの方が楽だったかもしれない。

粘り気が出てきたらクエン酸水ちょっとづつを加えてまぜまぜ。

滑らかに、好みの粘り気になるまでこの作業を繰り返します。

まだ粒が残ってる状態。

もったり。まぁこんなもんかな?

というわけで完成です。

ソクイでいろいろ貼ってみる

では早速台紙に用意した素材を張り付けていきます。

指で紙にソクイを塗っているところですが、この時点でもしっかりくっついてます。

ほかの素材も大体こんな感じだったのですが、発布スチロールだけは違いました。

はじいてる。うーん、これはくっつくの難しいかな?

こちらがすべて貼り終えた状態です。机の上においてます。

厚紙が2枚貼ってあるのは、ザラザラした面とツルツルした面で差があるか確認するためです。

なお、貼るのに一番苦労したのはつまようじでした。「木材」として身近にあったのがこれだけだった。

立ててみたのですが、今のところ全部くっついてます。

実験翌日、脱落者が・・・

やっぱりか。発泡スチロールははがれて落ちてしまいました。

でもほかの素材はきっちりくっついたままです。ソクイすごいな!

その後・・・(最終結果、更新)

数日後、プラ袋も脱落。つるつるしているのは厳しいのかな?

しかしほかの素材はがっちりくっついています。張り付けるのが大変だったつまようじも、台紙をひっくり返しても取れる様子がありません。意外とアルミホイルもがっちりくっついています。
厚紙も、ザラザラ(灰色)面と外側のちょっと手触りがいい面で貼り付けましたが、取れる様子がありません。

また高温多湿の時期、匂いやカビも心配でしたが、今のところ臭わないし、台紙の変色もありません。

<結論>

ご飯から作ったノリ「ソクイ」は、発泡スチロール・プラ袋以外大体はくっつく。

米糊は昔から日本で使われており、その寿命は100年以上続くそうです。

張り付くまでに1日かかること、水がかかってしまうとはがれやすくなってしまうといった弱点もありますが、手軽に作れるしプラスチックごみが出ないのもうれしい。

ほとんど糊を使うことがないので、必要な時に必要な分だけ作る、でいいかと思い、保存しないことを前提にしています。

今回作った際、やはり余剰が出てしまったのですが、それらの使い道の考察や保存する方法があるか調べるのが次の課題です。

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