エネループが紙パッケージに!充電池を上手に使ってごみを減らそう

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リモコンや時計などに使う電池。

処分方法にも手間がかかるため、我が家では繰り返し使える充電池をなるべく使用しています。

先日、追加で購入したら、パッケージが紙製に変わっていました。

プラ削減の取り組みが広がっているなぁ、と感心。大手企業がこういったプラスチックの削減に取り組むと、大きな効果が期待できそう・・・!

そこで今回は、大手企業によるパッケージ変更の成果や、充電池を上手に使うポイントを調べてみました。

日本ではどのくらいの使い捨て電池が排出されている?

一般社団法人電池工業会によると、使い捨ての乾電池(一次電池と呼ばれます)のリサイクルの現状について、以下のように記載があります。

2021年の使用済みのリチウム一次電池を含む乾電池は、年間約 3万4000トン ※と推定されており、殆どが一般廃棄物として自治体によって回収・処理されています。この内、自治体 で乾電池を分別されている場合は、野村興産(株)等で処理・リサイクルされています。

※電池工業会会員調べ。会員外輸入は含まれておりません。

電池についてー処理とリサイクルー乾電池・リチウム一次電池

ちこりぃの暮らす静岡市では、乾電池は「不燃ごみ」の扱いです。

しかし他の市町村での分別を見てみると、「資源」「可燃ごみ」「有害ごみ」と様々であることがわかります。

<例>

「資源」として回収・・・大阪市、北九州市など

「可燃ごみ」として回収・・・尼崎市など

「有害ごみ」として回収・・・広島市など

充電池への切り替えで変わる、暮らしにいいこと3つ

充電池に切り替えたことで、ちこりぃが実感しているメリットを3つご紹介したいと思います。

①電池ごみが減る

先述の通り、使い捨て電池の廃棄方法は自治体によって様々です。

ちこりぃの住む静岡市を例に挙げると「不燃ごみ」なのですが、出し方がちょっと手間なのです。

静岡市の不燃ごみは定期的な回収がなく、ある程度たまったら回収の申し込みをし、決まった曜日に出さなければなりません。

不燃ごみとして埋め立てられることに罪悪感があるだけでなく、捨て方も面倒なのです。

これが充電池の場合だと、家電量販店などにリサイクル回収ボックスがあります。

充電池のリサイクル活動を推進しているのが「JBRC」という団体で、HPからどこにリサイクル回収ボックスが設置してあるかなどを調べることができます。

小型充電式電池のリサイクル | 一般社団法人JBRC
小型充電式電池のリサイクルを推進するJBRC。リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニカド電池の処分にお困りの方はお問合せください。ご家庭で使われたものは、お近くの協力拠点で無償回収しています。

②長く使うならもっともコスパが良い

長く使うこと、電池の交換頻度が高い機器においては、充電池がもっともコストパフォーマンスが良いと言われています。

③必要となる電池の数が変わったときも無駄なく対応できる

我が家では夏になると、電池タイプの蚊取り器を使います。

なので夏場だけ使いたい電池の数が増えるのです。

具体的に言うと、単三電池を2本使うものを2つ使うため、夏場だけ単三電池を4本追加したくなります。

毎年なのですが、使う期間は大体4か月ほど。

使い捨て電池の場合、前年に買ったものがまだもつのか怪しいこと、使わない間無駄になってしまうことがあるので、こういった場合には充電池が使い勝手が良いと感じています。

パッケージが紙製になったことによる効果は?

さて、今回我が家で購入したのはPanasonicの充電池「エネループ」。

2023年4月から紙パッケージへの変更と、充電式電池の名称を「エネループ」に統一したのだそうです。(今までは「充電式エボルタ」もありましたが、統一されることでわかりやすくなりましたね。)

紙パッケージへの変更によって、以下の効果があったとPanasonicのHPに記載がありました。

  • 従来の樹脂パッケージに比べ包装材使用料を約45~70%削減
  • 同社が出している乾電池エボルタシリーズ(紙パッケージ)と合わせると、2021年での出荷台数から試算して年間約27トンの包装材使用料の削減

この紙パッケージですが、やぶって開けてみると内側にビニールコーティングがされています。

ちこりぃの住む静岡市の場合は、紙同様「燃えるごみ」として出せますが、「雑紙」として資源回収には出せない物になります。

充電池の上手な使い方、4つのポイント

使い捨ての乾電池と比べると、どうしても初期コストが高くなってしまう充電池。

性能を活かし、長く使うための上手な使い方のポイントをまとめました。

①電池容量を使い切る前に充電しよう

過放電状態が繰り返されると電池に負担がかかり、電池寿命が短くなってしまうのだそうです。

過放電状態とは、機器が動かなくなるまで使ったり、機器が動かなくなってもすぐにスイッチを切らない、あるいはしばらく放置して機器が少し動く状態で繰り返し使用する場合に陥る状態のことです。

こまめな充電を行うほうが、電池に余計な負担をかけないのですね。

②異なる機器でつかった充電池と混ぜないことで長持ちする

機器によって充電池への負荷が違うため、異なる機器で使ったものと混ぜて使ったり、容量が異なる組み合わせをしたり、新旧で混ぜてしまうと劣化が早まってしまうとのことです。2本以上の充電池を使う場合は、なるべく同じタイミングで購入・充電したものを使うのが良さそうですね。

③しばらく使わない場合は機器から外し、充電して保管しよう

しばらく使わないまま電池を機器に入れっぱなしにしていると、液漏れを引き起こしてしまう可能性があります。

しばらく使わない場合は、機器から電池を取り出し、充電してからの保管が勧められています。充電器への入れっぱなしもNGです。

また性能を維持するために、半年~1年に1度は充電するのが良いそうです。

④高温になる場所で保管しない

直射日光が当たる場所やストーブなどの発熱源の近く、車内といった高温になる場所での保管は避けましょう。

保管温度の目安は10~30度の涼しく乾燥している場所が適しているとのことです。

充電池を長く使うことで、電池ごみとプラ包装ごみを減らそう!

繰り返し使えることが最大のメリットである充電池。

あらためて「正しい使い方」を調べてみて、「え?そうだったの!?」という気づきもありました。

長く使うことで電池ごみだけでなく、包装ごみの削減にもつながります。

寿命を迎えてしまった充電池は、リサイクルボックスへ。

今回の記事が参考になりましたら幸いです。

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